輸入転売ビジネス ステップ1:商品リサーチ
売れる商品をリサーチする3つの方法
輸入転売でまずやることは商品をリサーチします。ネットで売れそうな商品を見つけるわけです。
それでは売れそうな商品とは具体的にどのような商品なのか?主に以下の3つポイントがあります。
日本で高く海外で安い物
日本では未発売の物
日本で完売の物
売れそうな商品とは、まずは、日本では高く売っているけれども、海外だと安く買える物です。これは価格差がポイントになります。
2つ目は、日本では売っていないけれども、海外では売っている物です。これは希少性がポイントになりますが、日本人が買おうほど価値がある物でなければなりません。
3つ目は、日本で売っていたけども完売して今は売っていない。でも海外ではまだ売っていて手に入る物です。これもポイントは希少性です。
すでに日本で完売になっている商品ですから、日本人が買うかどうか考える必要はありません。確実に売れる物なのです。
それでは具体的なリサーチする方法を解説していきます。リサーチする方法は主に以下の2つです。
検索数リサーチ
希少性リサーチ
順番に解説します。
検索数リサーチ
検索数リサーチとは、グーグルのキーワードプランナーを利用して検索数を調べて、売れそうな商品を見つける方法です。
検索数リサーチのポイントは、売れる商品だけを見つけるということです。では、売れる商品はどのようにしてわかるのか?
全ての答えは、グーグルに聞きます。自分の好みや興味では判断しません。
売れる商品の判断方法が、実際にグーグルで検索されている回数で判断します。ある程度の検索数がなければ、世の中の人が興味を持っていない、つまり欲しいと思っている人がいないということになります。
逆に、検索数が多過ぎるということは、すでに注目されている商品であってその商品を扱っているライバルも多いと予測されます。
ということで、検索数が少な過ぎず多過ぎない数値が良いのです。具体的には、月間検索数が500~1500の間の商品やブランドを見つけます。
月間検索数の調べ方は、グーグルのキーワードプランナーを利用します。
キーワードプランナーは、以前は無料で月間検索数を調べることができましたら、現在は、無料の場合はざっくりした数値しか分かりません。
詳細な数値を調べるには、グーグル広告(旧アドワーズ)に実際に広告を出さなくてはなりません。より、詳細な数値を知りたい場合は、グーグル広告を利用します。
グーグル広告を出す場合、1クリックあたりの単価は自分でコントロールできます。この段階では、月間検索数を知りたいだけなので、かなり安くしましょう。安価で広告を出すことができるので必要経費だと割り切りましょう。
売れる商品を見つけるための条件の2つ目は価格です。
価格帯は、2万円から5万円のあいだの商品がベストです。2万円以下だと、薄利になってしまいます。発注から梱包発送まで手間がかかるのに薄利という状況はさけます。
5万円以上の商品を仕入れると、売れ残ったときに在庫のリスクがあります。これも避けたい状況です。ですから、価格帯は2万円から5万円がベストです。
商品の種類は、先ほどの検索数と価格帯の条件に合致していれば基本的に何でも良いです。最初は、例えば、鞄、靴、時計などが良いかもしれません。電気製品は故障などのクレームあるかと思いますので避けたほうが良いです。
具体的は売れる商品の探し方ですが、基本的にインターネットを中心にブランド名や商品名などで検索して探します。
検索する時のポイントなのですが、自分の好き嫌いや、興味があるなしでは判断しないことです。必ず、先ほどお話しました月間検索数と価格帯のフィルターにかけて判断します。
検索するサイトは、例えば、海外のファッション情報を発信しているブログをチェックします。これから日本でも流行るかもしれないというような記事が良いかもしれません。
BAYMAなどの海外輸入品の販売サイトをチェックする方法もあります。BAYMAランキングなどをチェックします。
その他に、amazonのベストセラーランキングなどもチェックします。
ある程度絞り込めたら、今度はライバルサイトがあるかどうかを調べます。ライバルとなるサイトは専門サイトです。楽天市場やヤフーショッピングなどのショップは無視しても大丈夫です。
さらに、日本正規代理店があるかを調べます。参考までに、日本の正規代理店があるかないかだけを確認します。正規店があるからといってその商品やブランドに参入できないというわけではありません。
そして、価格差を調べます。この価格差が重要です。もし価格差がなければ、利益が出せないので仕入れません。
まず、価格差を調べる時に、どの日本サイトと比較するのか?
比較するサイトは、楽天市場やヤフーショッピングやamazonで販売されている商品の値段は無視します。これらのサイトは、原価割れするのではと思うくらい安い価格で販売されている場合があります。なぜ、それほどまでの低価格で販売されているのかの理由はわかりません。
比較するサイトは、日本の正規代理店です。日本の正規代理店の販売価格と比較して、それよりも安い価格でしたら仕入れ対象になります。
価格差を調べる時には、必ず商品の代金と関税と送料なども含めて計算します。そして、利益が5000円以上出る商品を見つけます。5000円以上の利益が出れば、仕入れ対象の商品です。
検索数リサーチは、このようにして売れる商品を探して見つけます。
希少性リサーチ
希少性リサーチは、日本国内で希少性のある商品を探し出す方法です。
日本には売っていなけれども海外で売っている物、もしくは、日本で売っていたけれども完売になってしまっていて海外ならまだ買うことできる物です。
このような希少性がある商品を見つける方法も、以下の手順にそって探せば簡単に見つかります。
リサーチはヤフオクやメルカリなどを使用します。ヤフオクやメルカリで、以下のキーワードで検索します。
日本未発売
日本未入荷
海外限定
日本完売
例えば、ヤフオクで「日本未発売」で検索してみました。
すると、16095件の検索結果が表示されました。ここからさに絞りこんでいきますが、販売中のデータではなくて実際に売れた実績のあるデータを見てみましょう。
検索結果上部にある「落札相場を調べてみる」をクリックすると、過去120日分の実際に落札されたデータが時系列順に並んでいます。26026件もありました。
最初からあまり高額な商品を扱うのはリスクが高いので、価格帯を絞り込みます。左メニューの価格帯の26999円以下をクリックします。さらに価格帯で絞り込む場合は、5000円から9999円をクリックして絞り込みます。
ある程度価格帯で絞り込んだら、今度はカテゴリーで絞り込んでも良いでしょう。例えば、ファッションで絞り込んだり、アクセサリ・時計などのカテゴリーで絞り込みます。
ここまで絞り込みましたら、次は、入札された数を見ます。入札数が多いほうがそれだけ人気の商品と言えるからです。
ただし、最近は、1円でスタートしているオークションが多いです。1円で出品しているオークションは、あり得ない安さで注目を集めて沢山の入札を呼び込む手法です。
ですから、1円スタートのオークションの入札数は多くなりがちなので気を付けてください。1円スタートでないオークションで入札数の多い品物を見ていくようにしましょう。
候補の商品が見つかりましたら、型番をコピーします。商品名は、たいていは日本語になっているので検索では使えません。型番は、アルファベットと数字なので世界共通語です。
型番をコピーしたら、グーグルで検索します。そのメーカーの海外公式サイトや正規販売店のページを探します。ページを見つけたら、海外でその商品がいくらで販売されているか価格を確認します。
そして、日本で販売された価格と比べて価格差があれば仕入れの対象になります。価格差を計算する場合に気を付けなければならないのは、送料や関税や消費税や国内送料です。これらをプラスしても利益が出るほどの価格差がある商品を見つけます。
希少性リサーチをさらに発展させるには、まず、ヤフオクやメルカリで「日本未発売品」などを販売している出品者が他にどのような品物を販売しているのか、または販売していたのかの履歴を調べます。
他の商品が見つかったら、その商品名や型番をキーワードにしてヤフオクやメルカリで検索してみて、同じ商品を他の出品者が扱っていないかどうかを確認します。もし、他の出品者も扱っていたら、そのアカウントが他にどのような商品を扱っているかを確認します。
このようにして、1つの商品から芋づる式にどんどん仕入れ候補になる商品を見つけることができます。仕入れ候補商品が見つかったら、海外ではいくらで販売されているか価格を調べます。
基本的にはこのような流れで、価格差があり利益が出そうな商品を探します。
BUYMAリサーチ
それからもう1つ希少性リサーチの方法があります。BUYMAでリサーチします。
BUYMA(バイマ)とは、日本にいながらにして世界中の商品を購入したい人と、日本国内をはじめ、世界各国で発見した素敵な商品を紹介・販売したいという人をマッチングするショッピングサービスです。
日本ではまだ正式に流通していない世界の人気商品が数多く販売されています。つまり並行輸入、個人輸入された商品です。
BUYMAで売られている商品は、すでにリサーチ済みの商品の可能性が高いです。経験豊富なセラーが海外で仕入れて日本で販売しているわけですから、利益が出るような商品が多く出品されています。
ですので、BUYMAで販売されている商品を参考にリサーチをするのも良いかもしれません。後ほど、事例を詳しく話ししますが、私はこの方法でも価格差があり売れる商品を見つけました。
海外ページが表示されない時の対処法
海外の公式サイトにて、販売価格を調べようとアクセスしたところ、日本の公式サイトの転送されることがあります。最近はこのような海外の公式サイトが増えました。
そんな時にどうすれば良いのか?
まず、公式サイトを表示する前に、日本の国旗が外国の国旗が表示されて選択できるようになる場合がありますので、その場合は、外国の国旗を選ぶようにしましょう。
国旗を選択できるような仕様ではなくて、直ぐに国内の公式サイトに転送されてしまう場合は、海外からアクセスしたと装う必要があります。
その場合に役に立つツールがあります。tunnel bearというツールを使います。
tunnel bearを使うと、世界の国々からネットにアクセスしたように装うことができます。有料のプランもありますが、無料のプランで十分利用できます。
具体的な使い方は、グーグルでキーワードを「tunnel bear 使い方」などと検索して調べてみてください。
このようにして、検索リサーチや希少性リサーチを駆使して、価格差があり売れそうな仕入れ候補の商品を見つけたら、今度は実際に仕入れるためのパートナーを探します。
パートナーを見つける方法は、次のステップ2で詳しくお話します。