ビジネスで成功するマインドセット 3:解釈力
3:解釈力
3つ目のマインドは、解釈力です。解釈力という言葉もあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、ビジネスで成功するためにはもっとも大切なマインドと言えるでしょう。
私たちが行動すると必ず結果が出ます。ビジネス行動すると必ず結果が出るのです。
そして、出た結果は2種類あります。失敗と成功です。
失敗した時こそ解釈力が必要になります。
普通に考えたら、どう考えても悲惨な出来事が起こったとします。自分は、なんて悲惨だ、最悪だと思うのが普通です。ですが、そんな最悪な状況の時こそ解釈力を発揮することが必要なのです。
なぜかというと、事実は一つですが、解釈は無限大だからです。
1つの事実を、どのように捉えるか、解釈するかは、その人自身によって様々な捉え方があるからなのです。そして、大切なのはその事実をどのように捉えるかです。
成功する人は、物事の解釈の仕方が違います。自分の目標達成に向けて近づけるような解釈の仕方が身に付いているのです。
逆に、自分に起きた出来事をマイナスに捉える人がいます。「何で、自分だけこんな目に合わなければならないんだ。」「私だけツイていない…」と思う人ほど、成功できにくいのです。
私の場合こんなエピソードがありました。だいぶ前になりますが、知り合いに生命保険の営業マンを紹介してもらいました。ぜひ、保険の話しを聞いて欲しいとのことでした。私は保険に加入するつもりはなかったのですが、紹介だったので仕方がなく1度会うことにしました。
待ち合わせ場所で待っていると、その営業マンから連絡が入りました。30分遅れるとのことです。どう思いますか?普通でしたら、怒って帰るかもしれませんよね。
しかし、待てよ。ここで、感情的になっていたら何も変わらないし生産性も何もない。30分待たなくてはならないことを解釈力を使ってプラスにすることはできるだろうとか考えてみました。この場で普段できなかったことをやってみたらどうだろうかと思いました。
当時やっていたビジネスのアポ取りをしようと思いました。今までは連絡がしにくかった相手が数名いたのですが、その人たちに連絡しようと電話をかけたのです。おかげで2名とアポが取れました。
おそらく、保険の営業マンが遅刻してこなければ、そのような人たちに連絡することはなかったと思います。30分も待たされるという、普通に考えたらマイナスの出来事を解釈力を発揮してプラスの出来事に変えたのです。
もし、あなたもラットレースを脱出した、経済的自由を手に入れたいと思っているならば、ビジネスや投資で失敗してもぜひ解釈力を使ってプラスに捉えていただき、前進して欲しいと思います。
解釈を変える3つのコツ
解釈を変えるコツが3つあります。これは、私がビジネスや投資で様々な経験をすることによって気づいたコツです。どこの本にも書いていないことだと思います。
解釈を変えるコツ1.必ずプラス面があると信じる
解釈を変えるコツ2.長期的な価値を見る 例)たばこ
解釈を変えるコツ3.何が学べるか考える(スキル)
コツはこの3つです。順番に解説していきます。
解釈を変えるコツ1.必ずプラス面があると信じる
まず大切なのは、出来事には必ずプラス面があると信じることなのです。
解釈力を高めることができない人の特徴は、物事のプラス面があると信じようとしません。それでは、プラス面を見つけることができないのです。
解釈を変えるコツ2.長期的な価値を見る
時間軸に照らし合わせてみて、長期的に見てプラスの価値を見つけます。どういうことか?例えばたばこです。たばこを吸うと、瞬間はスッキリして心地よいです。これは短期的に見てメリットがあります。しかし、たばこを長年吸い続けた人の末路を見ればわかりますが、長期的に見ると健康を害してマイナスばかりなのです。
このように、5年後10年後の自分をイメージした時に、その出来事は今は辛いけれど、将来自分にとって価値があることなのだと思えると解釈を変えるきっかけになるのです。
解釈を変えるコツ3.何が学べるか考える
その出来事を乗り越えることによって何が学べるか、何が身に付くかを考えます。これを乗り越えることによって、こんなスキルが身に付くんだと分かると、解釈力を高めるきっかけになるのです。
このようにして、解釈力を高めていきます。プラス思考のところでもお話しましたが、最初から解釈力が身に付いていなくても大丈夫です。私も、最初から解釈力が身に付いていたわけではありません。
ビジネス活動の中で様々な経験をすることによって、だんだんと解釈力が身に付き高まってきました。