金持ち父さん貧乏父さんを読んで起業したい人が絶対に体験するべき事とは?
起業やビジネスをスタートする時にはきっかけが必要
金持ち父さん貧乏父さんを読んで、経済的自由を手に入れたいと思う人は多いはずです。私もその1人でした。
しかし、実際に行動するとなるとかなり勇気が必要です。なぜなら、やったことがないことに挑戦するときは、不安は付き物だからです。ほとんどの人が今までに起業をやったことがないと思いますので、中々起業をスタートできないのかもしれません。
ですから、右側のクワドラントを目指して起業をスタートするときには、恐怖を乗り越えるための「きっかけ」必要です。
きっかけがあるかないかで、スタートできるかどうかが変わります。きっかけは、想像以上に大事です。なぜ、私たちはスタートできないのか?頭では、お金持ちになりたいと思っていても、行動がついてきません。
私は、「なぜ、行動できないのか?」について、ある事をきっかけに気づくことができました。その、ある事とは、意外かもしれませんが、バンジージャンプを飛んだ時です。
あなたはバンジージャンプで飛んだことはありますか?
私は1度だけバンジージャンプを飛んだことがあります。とても怖くて、もう2度と飛びたくないと思いました。
私がバンジージャンプを飛んだ場所は、千葉のマザー牧場です。都心からですと40分ほどでわりと手軽にバンジージャンプが体験できる場所です。
バンジージャンプは、本場のニュージーランドですと、ジャンプする高さが100メートルはあると聞いたことがあります。とても高いです。マザー牧場のバンジージャンプの高さは、20メートルくらいなので低いほうです。
私がバンジージャンプを体験したのは平日でした。平日ですと、マザー牧場は混んでいません。当然、バンジージャンプも空いていました。
バンジーを飛ぶためには、鉄製の高台の上のほうまで階段を登っていきます。階段を登りきってジャンプする地点に着くと、そこで待っていた係員のお兄さんが準備をしてくれます。ゴムのビヨーンとハーネスを体に装着してくれます。
そして、その係員のお兄さんが一言、私に言いました。
「いつでもいいですよ」
この「いつでも」が怖いのです。
自分で飛ぶタイミングを決断しなくてならないのです。もし、これが土日でしたら、バンジーを飛びたい人で混んでいて後ろに人がたくさん並ぶそうです。
おそらく、係員のお兄さんが、「はい、飛んでください。せーの」とか言ってくれたでしょう。そのほうが飛ぶタイミングが作り易いですし、どんどん飛んでもらわないとバンジージャンプを飛ぼうと待っている人で渋滞になってしまうからです。
自分で飛ぶタイミングを決めることが難しいのです。これは、ビジネスで言うと、自分でビジネスをスタートするタイミングを決めると同じことだと言えます。このタイミングを決めるのが、ビジネスでも難しいのです。
なぜなら、今までにやったことないので、怖いからです。
経験したことがないことにチャレンジするのは不安です。失敗するのが怖いからです。何が起こるかわからないのです。
起業するタイミングを決めるのが難しい
でも、もし、バンジージャンプを飛ぼうとしている時に、目の前で知り合いが「飛んでも大丈夫だよー」とニコニコしながら飛んでいる姿を見せてくれたら、その直後は飛びやすくなると思いませんか?「あれ、何だから大丈夫そうだなあ」という感じです。
先にバンジージャンプを飛んで「大丈夫だよー」と言っている人は、金持ち父さん貧乏父さん的な言い方をすると、メンターです。
メンターの存在は重要です。メンターは、私たちが目指している右側のクワドラントにすでに行っている人です。私たちが進もうとしている道をすでに歩んでいます。その姿は、私たちに勇気を与えてくれるのです。
そして、仲間の存在も重要です。チームとも言います。チームの仲間が励ましてくれるから、自分も勇気を出して行動できるのです。
反対に、一人だと孤独です。モチベーションも下がりやすいですし、下がった時に上がるきっかけがありません。
そう考えると、ビジネスや起業に挑戦していく場合、メンターや仲間の存在はとてもありがたい存在なのです。
もし、あなたが、右側クワドラントを目指して行動する時に、勇気が持てない場合は、一度バンジージャンプで飛んでみることをお勧めします。
バンジージャンプを飛んでから3日間くらいは「何でもできそう」という気になっているでしょう。私の場合は、バンジージャンプを飛んだ日から3日間くらいは「何でもできそう」という気になりました。
起業の準備が整う日はいつ?
ビジネスや起業をする時に、準備が整う時は来るのでしょうか?
答えは、おそらくこないでしょう。
なぜなら、従業員として働いているサラリーマンにとって、起業やビジネスはどうしてもやらなければならないことではないからです。
私たち人間は、どんなに重要なことだったしても、緊急性がないことは、つい先延ばしにしてしまいます。
世界的にベストセラーになったビジネス書に「7つの習慣」という本があります。私は、金持ち父さん貧乏父さんの次に。7つの習慣が好きで気に入っています。
7つの習慣を発行しているフランクリンコヴィージャパンが開催していた、時間管理セミナーに参加したことがあります。そこで学んだのですが、私たち人間が過ごす出来事の種類を4つに分類した時間管理のマトリックスというものがあります。
時間管理のマトリックスは、重要と緊急の2つの要素で4つの領域に分類していました。この時間管理のマトリックスは、時間という貴重な資源を有効に活用するのにとても役に立ちます。
時間管理のマトリックスでは、第2領域とされている部分が、重要だけれども緊急でない領域です。忙しい現代人は、1日24時間を緊急な出来事に追われて時間を費やしてしまい、本当に大切なことを疎かにしています。
それが、第2領域です。この第2領域の出来事を怠っていると、時間を無駄に過ごしてしまって、人生の終わりに、「自分の人生はこんなはずではなかった」「もっと、やりたいことを沢山やりたかったと」後悔の人生になってしまうのです。
ラットレースという人生の罠
日本で、サラリーマンやOLなど従業員として働いている人は、生活には何不自由なく生きている人が多いと思います。あえて、起業しなくても生きていけるわけです。
実は、ここに人生の罠があります。
例えば、サラリーマンとして働いていて会社からもらう給料が、毎月3万だったと想像してください。少なすぎて生活できません。何とかして、お金をもっと稼がなきゃいけないと必死になります。これが緊急性です。
おそらく、夜間の空いている時間にアルバイトをするか、副業を見つけて収入を増やすために働くかもしれません。または、もっと給料が高い仕事へ転職するかもしれません。思い切って独立開業を考える人もいるでしょう。
思い切って独立開業したいとは考えないくらいのある程度の収入の額。でも、お金持ちになるほど高収入でもない。いつまでも、働き続けなければならない金額の収入。それがラットレースなのです。
言葉は良くないですが、分かりやすく表現すると「生かさず殺さず」なのです。まさに、人生の罠です。
そのような状況の中で起業やビジネスをスタートするには、どうしても起業をやらなければならない理由を、あえて意図的に作り出す必要があるのです。
バンジージャンプを飛ぶ時の精神状態は、起業をスタートする時とよく似ています。どうしてもやらなければならない事ではないけれども、恐怖を克服して、自分の進むべき方向に一歩進んでみる。
バンジージャンプをどうしても飛ばなければならない理由
バンジージャンプをどうしても飛ばなければならない理由はありません。飛びたくなければ飛ばなくて良いのです。
ビジネスも同じです。日本で生活している人は、たいていは生活に困ってはいません。ビジネスをやる必要はないのです。
しかし、私たちは、金持ち父さん貧乏父さんを読んだことで、経済的自由を手に入れる生き方が選択肢に追加されたのです。そんな生き方もあるんだと。
バンジージャンプは、起業をスタートさせる時の精神状態を疑似体験できます。ぜひ、あなたも体験してみて欲しいと思います。
バンジージャンプに緊急性を持たせる工夫とは
さて、バンジージャンプに緊急性を持たせることはできるのでしょうか?
緊急性とまでは言えないですが、どうしても飛ばなければならない状況を作ることができます。私がおすすめしているのは、何人かの仲間と共に現地に向かいます。
例えば、あなたと同じように金持ち父さん貧乏父さんを読んで、人生を変えたいと思っている仲間たちが、5人から10人くらいがベストでしょう。
5人から10人いれば、その人たちの手前、バンジージャンプを飛ぶと言ったからには、どうしても飛ばなければなりません。バンジージャンプを飛ぶために現地に来たわけですから。
これは、まわりの人に「やる」と宣言する、方法です。
このようにして、どうしても飛ばなければならない理由を作り出すことで、バンジージャンプも緊急性を持たせることができます。
起業もこれと同じです。周りの人に宣言する方法は使えます。例えば、「いつまでに、●●で不労所得を毎月●●万円得られるようにする」などです。
緊急性がないものほど、人生にとって重要なことがあります。それらに緊急性を持たせるためには、工夫が必要なのです。
起業するタイミングも、緊急性を持たせる工夫をしてスタートしたいですね。
まとめ
・金持ち父さん貧乏父さんを読んで起業したいと思っても行動できない人が多い。
・起業は、今までにやったことがないから、不安と恐怖でスタートできない。
・起業をスタートするには、きっかけが必要です。
・バンジージャンプを飛ぶ時は、起業をスタートする時に同じ状態です。
・バンジージャンプは恐怖を克服するための疑似体験ができます。
・重要だけれども緊急性がない事には、意図的に緊急性を持たせる工夫が大事です。