金持ち父さん貧乏父さんを読んでラットレースを脱出するためにこだわってきた1つの事
私がラットレースを抜けるためにこだわってきた事とは
私が、金持ち父さん貧乏父さんをはじめて読んだのは2000年の12月です。影響を受けた私は、ラットレースを脱出して経済的自由を手に入れようと行動しはじめました。それから現在まで、ずっとこだわり続けてきたことがあります。
それは、「意見」と「事実」の違いを区別することです。
この言葉は、金持ち父さん貧乏父さんの本文に出てきた一節です。世間でよく噂されていることの大半は意見です。本当の事実と違うことがあります。
意見と事実をきちんと区別して、自分が目指している夢や目標の実現に向けて必要な情報かどうかを、自分の目できちんと見極めることが大切なのです。
ラットレースで生活している人の大半が、この「意見」に左右されます。人と違ったことをすることを極端に嫌います。
問題は、その「意見」が自分の夢や目標の実現に役に立つのかです。ほとんどの意見は、夢や目標の実現から遠ざかる情報です。つまりラットレースをまわり続けてしまうような情報なのです。
お金持ちたちは、BクワドラントかIクワドラントです。右側のクワドラントの人たちは少数です。この少数の人たちは世間の意見に流されません。自分たちの夢や目標を実現するために本当に必要な情報かどうかを見極めます。
例えば、「お金持ちはケチだ」。金持ち父さん貧乏父さんの本文にも出てきましたが、これは左側クワドラントの人たちの意見です。事実ではありません。
他にも、「転職はするな」「貯金が一番安全」「お金の話をするな」「高学歴は立派」「資格を取ったほうが有利」「マイホームを持とう」。
意見と事実を区別する
これらは全て左側クワドラントの人たちの「意見」です。
金持ち父さん貧乏父さんに書いてあった内容を思い出していただければわかりますが、ロバートキヨサキの実の父、貧乏父さんはこれらの意見を信じていました。
それが、悪いわけではありません。何が良いとか悪いとかではなくて、自分がどのような生き方を望んでいるのか?その目指している生き方から考えて必要な情報かどうかが重要なのです。
私は、金持ち父さん貧乏父さんを読んで、生き方の選択肢が広がりました。
Eクワドラントの家庭で育ち、Eクワドラントの教育だけを受けてきた私は、生き方は2通りしかないと思っていたからです。
EクワドラントとSクワドラントです。Eクワドラントからスタートして、努力して実力をつけて資金を貯めて小さくても良いから会社を作る。ゴールはSクワドラントだったのです。なぜなら、右側のクワドラントの世界を知らなかったからです。
金持ち父さんを読んではじめて自分の現実が広がりました。右側のBクワドラントやIクワドラントと言う生き方もあるんだと。
キャッシュフロークワドラントで生き方の選択肢が広がった
あなたは、どのクワドラントで生きたいですか?
もし、4つのクワドラントになるのに同じ努力でなれるとしたら、どのクワドラントが良いでしょうか?私は、BクワドラントかIクワドラントが良いです。
誤解しないでください。EクワドラントやSクワドラントを否定しているわけではありません。Eクワドラントの良さも知っていますし、Sクワドンラトの素晴らしも良く知っています。それぞれのクワドラントを経験しているのでわかります。
でもやはり私は、BクワドラントかIクワドンラトの生き方を選びます。
もし本当にBクワドラントやIクワドンラトを目指すのであれば、考え方やマインドセットを右側クワドンラトと同じにしなくてはなりません。
「意見」と「事実」の違いを見極めて区別することは、右側クワドラントになるためのマインドセットの1つです。
なぜ、大半の人たちは意見に従ってしまうのか?
私は、たくさんのキャッシュフローゲーム会に参加したり、金持ち父さん関連のセミナーに参加してきましたが、主催者や参加者を問わず、この「意見」と「事実」の区別をきちんと付けている人は、極わずかな人たちでした。
なぜ、同じ本を読んで影響を受けているのにこんなにも違うのだろうかと不思議に思います。あなたはきちんと「意見」と「事実」の違いを区別していますか?
もしかしたら、この「意見」と「事実」の違いをはっきり区別することが金持ち父さんへの第一歩かもしれません。
大半の人たちは、世の中の意見に従っています。金持ち父さん貧乏父さんを読んで、影響を受けている人たちでも、世の中の意見に傾倒してしまいます。
なぜ、大半の人たちは、意見と事実の違いを見極めないで、意見に従おうとするのでしょうか?その理由を、私なりに考えてみました。
意見に従って生きている人しか周りにいないから
自分の周りに、意見と事実の違いをきちんと見極めて生きている人が一人もいないからです。そのような人がいないから、意見に流されて従っている人ばかりだから、自分も意見に流されてしますのです。
例えば、高校野球で考えてみましょう。ある高校の野球部も甲子園を目指して毎日朝から晩まで練習しています。甲子園を目指して頑張ろうと。
しかし、その高校の野球部の長い歴史の中で、今までに一度も甲子園に行けたことがありません。甲子園どころか、県大会も毎年一回戦で敗退です。
その状況の中で、「甲子園を目指そう!」と言っても、部員のモチベーションは上がるでしょうか?「うちの野球部は本当に甲子園行けるのだろうか?」「どうせ今年も無理でしょう」言う意見が蔓延しそうです。甲子園に行ける可能性は低いかもしれませんが、行けないのは事実ではありません。
これと同じです。親もサラリーマンの家庭では、自分がラットレースを脱出して経済的自由を得るために起業をしようとしたとしても、「どうせ、お前には無理だ」などと家族に言われてしまいます。なぜなら、今までのその家系の中で、起業で成功した人がいないからです。
だから、お前にも無理だと意見を押し付けられます。サラリーマンとしての考え方しか教わっていないので、経済的自由を手に入れることは難しいかもしれませんが、無理ではありません。これは意見です。
そのような意見に負けないで、自分は家系の流れを変える人になる。そのようなマインドセットで意見と事実の違いを区別してみたいです。
意見に従うほうが楽だから
意見に従って生きるのはラクです。なぜなら、大半の人は意見に流されているので、意見と事実を見極めて区別している人は少ないからです。
少数派の中で生きていくには、勇気が必要です。私たち人間は、他の人の意見に左右されると言われています。大勢の人がそう言っているのなら、そうしようと。
例えば、食べログのレビュー、amazonのレビューなど。これらの意見は、どのお店で食べるのか?どの商品を買うのか?どの本を読むのか?これらは何かを選ぶ時にとても参考になる情報です。
しかし、生き方に関しては必ずしもそうとは限りません。右側のクワドラントに行っている人たちの数が少ないのは、その他大勢の人の意見に左右されなかったからではないでしょうか。
意見と事実の違いを見極めるにはエネルギーが必要です。周りの人たちが全員「赤」と言っているのに、自分だけ「黒」と言うようなものです。これには勇気とエネルギーが必要なのです。
意見と事実を区別する方法
経済的自由を目指している中で、もし意見を出会ったときには、必ず自分で確かめましょう。意見か事実かどうかを確かめには、実際に聞きに行くのが一番いいです。
私の場合は、聞きに行く相手がいない場合などは、インターネット調べることもありますが、できるだけその事実を知っている人に聞きに行くようにしています。または、リスクが少ないことであれば実際にやってみます。
例えば、私が意見か事実かどう確かめたものは、このようなものがあります。
「情報商材は詐欺」
「アフィリエイトは儲からない」
「アフィリエイトは、もう遅い」
「FXは儲かる」
「海外不動産は儲かる」
「長期積立投資はレバレッジが効く」
などなど。
これらの意見を調べた結果、事実はどうだったのか?これらのビジネスや投資は、実際に私がやってみたものもあります。ですから全て事実をお話します。
情報商材は、詐欺と呼ばれてもおかしくない人たちもいました。しかし、人に喜ばれる質の高い情報商材を提供している人も存在しました。
アフィリエイトは、やり方さえ間違わなければ稼ぐことができます。タイミングも遅くはありません。ただし、アフィリエイトと言っても手法は様々です。すでに時代遅れの手法もありますので気をつけましょう。その時代に合ったアフィリエイトの手法があります。
FXは、残念ながら自分ではやっていませんので事実は分かりません。友人が数名やっています。見ていると、やり方さえ間違わなければ、面白いかもしれません。
海外不動産投資を購入してみましたが、購入時に業者が言っていたほどのリターンはありません。また、海外の不動産の場合は、その国の法律などもきちんと説明するべきなのですが、儲かる話ばかりでほとんどの業者がデメリットを説明していません。これは要注意です。
私が、意見と事実の区別をつけるために、確かめてきたことを振り返ってみると、たいていの意見は間違っていることがわかりました。
意見の言う通りのことも一部ありますが、必ずしもそれが全てでないということです。意見をうのみにして失敗したり大損する人ほど、他人のせいにする傾向があると感じます。
私たちは、自分の責任において、意見と事実の違いを区別して、後悔のない人生を歩みたいですね。
まとめ
・ラットレースを脱出するまでこだわってきた事は、意見と事実を区別すること。
・左側のクワドラントの人たちは、事実ではない意見に従う傾向にある。
・右側のクワドラントの人たちは、意見か事実かどうかを自分で確かめる。
・意見に従っていしまう人は、周りにそのような人たちで溢れている。
・意見に従っているほうがラク。
・意見と事実を区別する方法は、事実を知っている人に聞く。または自分でやってみる。